南スーダンの模様2016年09月30日 23:10

昨年の夏はアジア太平洋戦争終結70年の節目にあたるためか、戦争を題材にしたテレビ番組が多かったように思います。女優の樹木希林さんを中心に据え6名のゲストと対談する番組が東海テレビで放送されました。『戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅』という番組です。
東海テレビ|戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅

この番組をきっかけにジャーナリストの青木理さんを知り、著書を手にすることとなりました。


日本会議の正体 (平凡社新書) : 青木理
日本会議 戦前回帰への情念 (集英社新書) : 山崎雅弘

青木さんの本と同時に山崎雅弘さんの本を購入しました。
山崎さんのツイッターから一部引用。
=== ここから ===
「国のために死んだ軍人やそれに殉じる国民」に感謝するのは当然、という論理は一見もっともらしいが、重要な落とし穴が隠れている。この論理では「国家指導者の判断が間違っている場合もある」という現実の一側面が巧妙に切り取られる。国家指導者の判断や命令は常に正しいという前提が絶対化される。
=== ここまで ===
こういった考え方は確かに重要だと気付かされます。

例えば、「先の戦争で多くの犠牲があったからこそ今の日本の繁栄があるんだ」と荒々しい語気で捲し立てられると返すのは困難になってしまいがちですが、しかし落ち着いて考えてみると、多くの有能な若い人たちが命を落とすことがないよう巧みに国家運営する能力を備えた人たちが日本の舵取りをしていたなら、さまざまな分野で幅広く若い人材を活かすことができたぶんより一層の繁栄が叶えられただろう、と展開することが可能になります。

【特別掲載】戦争で儲けさせてはならない!(War Crimes Shouldn’t Pay)――米人気俳優ジョージ・クルーニー氏らの調査団体が紛争下の南スーダンの実情を伝える動画を公開! | IWJ Independent Web Journal

南スーダン、心配です。