2月6日(日)の愛知県は各地で降雪 ― 茶臼山でスノードライビング2022年02月06日 20:25

ふだんは雪の少ない愛知県平野部ですけど今日は昨日からの雪がつづいています。雪ダルマが作れるほどの積雪ではないものの、青空駐車のクルマはすっかり白くなっています。平地でこれくらいなら山はスノードライブを体験できるほどの積雪になっていることでしょう。


氷点下の屋外は蛇口にツララ


サイドミラーの積雪は2センチ弱


茶臼山高原道路に行ってきました。
茶臼山高原道路 – 愛知県道路公社

出発した住宅街は気温0〜1℃のウェット路面でした。足助を抜け伊勢神トンネルあたりまで来ると徐々にシャーベット状に変わっていき、終点のスキー場ではマイナス6℃の完全な雪道になっていました。茶臼山道路は後半だけ除雪作業が施されていたため、前半は5センチくらいの積雪路、後半はフラットな圧雪路といった具合に両方を同時に体験することができました。

圧雪路は意外なほどグリップが安定していることを再確認しました。とくに顕著だったのは横方向のグリップが思いのほか良いことです。舵を与えたときに返ってくるレスポンスが早いと言った方が正確な表現になるかもしれません。
一方、積雪状態では舵を入れたとき、レスポンスに少し間があってから旋回しはじめる感じで、また場合によってはレスポンスが返ってこないこともあり、それが緊張の原因になっています。
変化の幅が大きいことを前提としてドライビングを組み立てなければならない雪道走行はとても難しいものですが、あれこれ考えながら走るのは運転好きには格別の楽しみでもあります。


横浜ゴムのウェブサイトに竹岡圭さんと奴田原文雄さんによる雪道運転指南が掲載されています。
プロに聞く!雪道の運転で気を付けることは?
言葉を追っていくと、奴田原さん、竹岡さんともラリー競技に参加していることが大きいのでしょう、ドライビングに関する造詣の深さが伝わってきます。経験に裏打ちされた奴田原さんの具体的なアドバイスには説得力があります。


座面が高いSUVが全盛の現代では致し方ないのですが、発進前に自分の手で路面を触って雪質を確認すれば万全です。
かつては映画を通してこうしたセーフティー・スノードライビングの啓蒙がなされていました。
「凍ってるね!」。「うん」

またこの映画にはFFと四駆を用いて雪道の走破性を比較するシーンが出てきます。結果は、スタッドレスだけでは走りきれずチェーンを装着することになってしまったFFに対し四駆のドライバーは、「しょせん四駆の敵じゃないね」と颯爽と走り去っていきます。
たしかに両方乗ってみるとその通りだと実感します。