まっとうな診断法ではない…現役医師が「コロナみなし陽性は即刻中止すべき」と怒るワケ ― 医師の木村知さんの論考2022年02月16日 07:20

オミクロン株の広がりに連動するように新型コロナウイルスの感染者が増えています。身近なところで休校や休園などが起っていることからそれを実感します。
岸田政権は新型コロナウイルス感染症の診療において「みなし陽性」という概念を導入しました。診療体制に関する方針変更です。

この「みなし陽性」に対し医師の木村知氏は即刻中止すべきと述べています。記事が掲載されている PRESIDENT Online のURLを記します。
まっとうな診断法ではない…現役医師が「コロナみなし陽性は即刻中止すべき」と怒るワケ 後遺症が起きても泣き寝入りの恐れ

文中に参照として取り上げられている山本太郎氏の質問主意書は下のリンクです。
「検査を行わなくとも臨床症状で新型コロナウイルス感染者として診断してよい」との方針変更に関する質問主意書
提出者 山本太郎
令和四年一月二十七日提出 質問第九号


木村氏の文章から一部引用します。
=== ここから ===
そもそも今回の「みなし陽性」は、季節性インフルエンザに対してわれわれが従来行ってきた医学的知識と経験に裏打ちされたまっとうな診断法ではない。ただ検査体制を整備してこなかった不作為を糊塗するために付け焼き刃的に出てきたものにすぎないのだ。現に岸田政権は、この「みなし診断」が引き起こすトラブルや混乱、国民が被る不利益をなんら想定していなかったことを、くしくも自分たちが閣議決定した答弁書によって明言してしまった。
=== ここまで ===

なるほどと思います。
しかしどうしてこれほどまで停滞してしまったかが分からないです。
財政的に行き詰まっているからでしょうか。金融引き締めに舵を切っている外国勢の動向などを眺めていると、糊塗しないといけない事案を抱えているのではないかと穿った見方をしてしまいます。上方はおかしなことになっているし・・・。