第37回 愛知サマーセミナーは、7月18日(土)・ 19日(日)・ 20日(月祝)に開催 ― 2026年06月29日 22:30
愛知サマーセミナーの講座案内が公開されました。
自由な学びを実践する場として1988年に始まり、いまでは夏の愛知を代表する知性の祭典となっているのが愛知サマーセミナーです。
第37回目となる2026年は、
7月18日(土)・ 19日(日)・ 20日(月祝)
の3日間に開催されます。
このセミナーの始まりにはどんな歴史があったのでしょう。昭和が終わり平成が始まる1988年、理念を原動力に一歩を踏み出した3人の若手教師の存在がきっかけになったそうです。公式ウェブサイトから引用します。
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「学ぶ」ことは楽しいこと
1988年のある時、ひとりの社会科教師は考えていました。
「教師は指導要領に縛られている。生徒は国が決めたひとつの枠の中で同じ学習内容をなぞっている。大人も子どもも、窮屈な学びを強いられている」
「『学ぶ』ことは、本当は、もっともっと楽しいことなんだ。授業の枠からはみ出して教えたいことは山ほどある。『教えたいことだけを教えて、学びたいことだけを学ぶ』そんな学校ができたら…」
彼はその自問を、仲間の教員2人に打ち明けたのです。
そうして、たった3人の若手教師の思いから、サマーセミナーという教育イベントが芽吹きました。初年度の講座数はわずか72。そして、現在2000以上。根底に流れ続ける「学ぶことは楽しい」という理念を持ち続けて、愛知の教育を変える大きなきっかけとなるムーブメントの波をつくってきました。
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サマセミの歴史 | 愛知サマーセミナー みんなでつくる夢の学校
特別講座の案内です。
テーマは様々ですけど、開かれる講座には知に対するリスペクトと受講者への信頼を感じます。
たとえば選挙制度が抱えている問題について興味あるなら、選挙ウォッチャーちだいさんの講座を覗いてみるのが一番です。
講師:選挙ウォッチャーちだい
講座:選挙の現場を侵食する陰謀論と排外主義
概要:コロナ禍以降に加速した「負の熱狂」の最前線。感情と不安をエサに肥大化する「陰謀論」と「排外主義」の正体に名うての選挙・ウォッチャーちだい氏が迫ります。
7/19(日)_3限_G004_【同朋大学】成徳館4階[J405]
ちだいさんは動画配信をされています。お人柄をふくめ受講前の雰囲気づかみになることと存じます。
愛知県議補選・名古屋市千種区(2026年3月15日投票)・選挙ボード紹介 - YouTube
人権に関する講座があります。(そういえば、人権って英語では「human rights」と複数形で表記されます。複数形だから、概念的には人々の諸権利と捉えるものなのでしょう。)
ZIP-FMのナビゲーターとしても活躍しているレディーナナさんは、ご自身の体験を踏まえ、児童虐待という非常に重たいテーマに踏み込みます。スザンヌヴェガが歌う「ルカ」の世界観に通じるものです。
講師:レディーナナ
講座:死と隣り合わせだった私が前を向いている理由(わけ)
講座:死と隣り合わせだった私が前を向いている理由(わけ)
概要:「過去は変えられない。でも、未来は選べる。」壮絶な過去と再生のストーリー。児童虐待という現実に向き合いながら、それでも前を向き、自分の人生を切り拓いてきた軌跡をお届けします。どんな過去があっても、「幸せ」と思える自分に出会うことはできる。将来の不安や、生きる意味に迷いを感じている方に少しでも参考になると嬉しいです。
7/20(月祝)_3限_K004_【同朋大学】Doプラザ2階[多目的会議室]
レディーナナさんといえば、仕事の一環で5月のラックめいほうジムカーナ練習会にお見えでした。
ドライビングについては、・・・、どう表現したらよいのでしょう、なにより安全を優先する、といった感じでした。\(^O^)/
『人新世の「黙示録」』を出版した斎藤幸平さんの講座が7/20(月祝)の1限にあります。
書影:人新世の「黙示録」
人新世の「黙示録 | 斎藤幸平 | Amazon
講師:斎藤幸平
講座:人新世の黙示録
概要:『人新世の「黙示録」』を手かがりに気候危機、戦争、資源不足が重なり合う現代世界をどう捉えるべきかを考えます。前著では脱成長コミュニズムを提起し、成長と進歩を前提としたこれまでの社会像が限界に達しつつあるなかで、欠乏の時代を生き延びるための新たな社会の構想を、市場任せではなく、民主的な経済計画とコモンの再生によって、資本主義と終末ファシズムを超える道はありえるのか。共に考える機会にしたい。
講座:人新世の黙示録
概要:『人新世の「黙示録」』を手かがりに気候危機、戦争、資源不足が重なり合う現代世界をどう捉えるべきかを考えます。前著では脱成長コミュニズムを提起し、成長と進歩を前提としたこれまでの社会像が限界に達しつつあるなかで、欠乏の時代を生き延びるための新たな社会の構想を、市場任せではなく、民主的な経済計画とコモンの再生によって、資本主義と終末ファシズムを超える道はありえるのか。共に考える機会にしたい。
7/20(月祝)_1限_J001_【同朋大学】成徳館12階[12Fホール]
講座概要を読むと難しい表現はありませんが、そこに出てくる「市場」、「民主的(民主主義)」、「資本主義」の3つについては、取り扱いに留意が必要だと思いました。
これらは普段から見聞きしている言葉ですけど、日常生活に所与のものとして組み込まれているため、その概念については深く学ばずに来てしまっている側面があります。そのため誤認識を起こしたり、理解深度の差異が意思疎通を阻むことがあるので、なかなかやっかいなものになっています。
社会変革の到来を予感する時代になりました。改めて、それら思想・哲学のルーツに遡って勉強することが求められているような気がします。
私はコテンラジオを勉強の手がかりにしています。
〜〜〜資本主義編【COTEN RADIO】〜〜〜
【28-1】カネを持ってりゃ偉いのか!? 人類史を変えた「資本主義」の正体
【28-2】資本主義の経済学史 〜現代人が知っておくべきレジェンド学者たちの持論!〜
【28-3】ポスト資本主義 ー現代人が彩る新たな社会のグラデーションー
【28-4】株式会社COTENの大実験 〜ポスト資本主義と皆でつくる新たな世界〜
〜〜〜民主主義編【COTEN RADIO】〜〜〜
【46-1】奇想天外!民主主義 〜人類が求めた自由と平等〜
【46-2】カリスマなんていらねえよ!出る杭は打たれる古代ギリシャの民主主義
【46-3】俺たちアンチ民主主義-ローマ-イタリアが掲げる共和制の変遷
【46-4】辺境の地-イギリスの議会制度-no-pain-no-gain
【46-5】社会契約説-トマス-ホッブズ-乱世を生き抜くゼロベース思考のすゝめ
【46-6】社会契約説-ジョン-ロック-ダメな政府はアンインストール
【46-7】社会契約説-ジャック-ルソー-みんなの意思とボクの意思の終着点
【46-8】むっちゃくちゃ-フランス革命が招いた混乱くぁwせdrftgyふじこlp
【46-9】どうした-ワイマール共和国-厄災を呼ぶ民主主義のスキマ
【46-10】アメリカ合衆国の挑戦-星条旗の下に集いし民衆の夢
【46-11】サムライの国が超イメチェン-日本における民主主義クロニクル
【46-12】ぐらつく世界をどう生きる-民主主義が持つ脆弱性との向き合い方
クルマの話題を一つ。
深井龍之介さんと山口周さんとの対談本がこの春出版されました。
書影:人文知は武器になる
人文知は武器になる | 山口 周, 深井 龍之介 | Amazon
株式会社コテンのブログをみると予想以上の売り上げを記録しているようです。人文知というメインストリームにはならないだろう地味なジャンルにもかかわらず、進行形で読者を増やしている模様です。
第1章 “ビジネスパーソンに人文知は必須である” を読み進めていくとトヨタ自動車の文字が出てきます。ジェンダーインクルーシブの話題です。
58ページ 10行目に「トヨタ自動車」の文字
コテン(=人文知)とトヨタ自動車との親和性に、それを意外に感じる人がいる一方で、「ああ、なるほど、そうだったのね」と直感する人がいることと思います。
認識はどうでれ、トヨタウォッチャーにはスルーできない本です。



