「デジタル田園都市国家構想」とは何ぞや ― “デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想”? ― 2022年01月06日 21:10
正月を前に五百旗頭 薫 著『〈嘘〉の政治史 - 生真面目な社会の不真面目な政治』を買いました。五百旗頭さんを知ったのは放送大学の講義を通してですけど、講義同様に読み応えのある本でした。
書影
表紙裏
五百旗頭 薫さんについてはインタビュー記事があります。
「嘘」の政治史|人事のアカデミア|リクルートワークス研究所
ところで。
昨年の後半ころでしょうか、「デジタル田園都市国家構想」と称するものの存在を知りました。これからの将来に向けて日本のあり方を示すものとして内閣が公表したものです。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_denen/dai1/siryou4.pdf
デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想 [PDF]
デジタルから考えるデジタル田園都市国家構想 [PDF]
読んでみたのですが、言葉の意味は伝わってこないし、何を実現したいのかよく分かりません。
そんなおりPodcast “オムライスラヂオ” の正月放送を聴いていたら、タイミングよくデジタル田園都市国家構想を話題にしていました。噛み砕いて解説をしてくれたおかげで岸田政権の真意をふくめ構想の趣旨が分かりました。
Podcast22分経過あたりからがその話題です。
『オムライスラヂオ』No.478 / 2022.1.01(土)
【内田樹先生に訊く】正直、親切、愉快
2022年最初のゲストはオムラヂファミリーの長老・内田樹氏。現代社会の問題が凝縮した「デジタル田園都市国家構想」を中心に。
『〈嘘〉の政治史』の文脈でいえば、ここ十数年の嘘は政治史的に研究価値の高いものになっているかもしれませんね。