ゼロからの資本論 ― 新年1冊目の本2023年01月14日 08:15

斎藤幸平著、ゼロからの『資本論』を読みました。
今年最初の本です。
ゼロからの『資本論』 | 斎藤幸平 | Amazon


書影(と置物)

本屋の書棚から1冊手に取りまずは表紙全体をぱっと眺め、時間にして1秒もないくらいですが、それでなんとなく直感的に本の雰囲気をみてみます。革ベルトの腕時計を右腕にしているな、と。

つぎに最初から最後までぱらぱらとページをめくってみます。
“はじめに”に目を通しつつ4ページ目に引用されている文章に釘付けになりました。
引用します。

=== ここから ===
 にもかかわらず、資本主義を正面から批判し、資本主義を乗り越えようと主張する人は、日本には相変わらずほとんどいません。なぜでしょうか?
 そんな日本社会の状況を考えるきっかけとして、ある有名なジョークを引用したいと思います。

 ある男が、東ドイツからシベリア送りとなりました。彼は、検閲官が自分の手紙を読んでいることを知っていました。だから、友人にこう言ったのです。「暗号を決めておこう。もし、俺の手紙が青いインクで書かれていたら、手紙の内容は真実だ。だが、もし赤いインクで書かれていたら、それは嘘だ。」1ヶ月後、彼の友人が手紙を受け取ると、すべてが青いインクで書かれていました。そこには、こう書かれていたのです。「ここでの暮らしは大変素晴らしい。美味しい食べ物もたくさある。映画館では西側の面白い映画をやっている。住まいは広々として豪華だ。ここで買えないものと言ったら、赤いインクだけだ。」
=== ここまで ===

思わずニヤっとしてしまいました。
This book is must-buy.

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2023年1月17日
追記

斎藤幸平さんのTwitterを見たら10万部突破とありました。

10万人以上が「ニヤっ」としたわけですね。