40th GR Garage midress 豊田 Circuit Meeting in NISHIURA ― 2025年06月14日 20:25
2025年(令和7年)6月8日(日)、GR Garage midress豊田が企画運営する走行会『40th GR Garage midress 豊田 Circuit Meeting in NISHIURA』に参加しました。
走行会の案内チラシ
GR Garage midress豊田
スパ西浦モーターパーク
当日の模様は midress豊田 のウェブサイトに報告されています。
第3コーナー(T3)
<記録>
・Date:2025/6/8
・Course:正回り(1,561m)
・Weather:Cloudy
・Track:Dry
・気温:未測定
・路面温度:未測定
・車両:Toyota 86 Racing(ZN6)
・タイヤ:(前)MICHELIN PILOT SPORT 4S 225/45R17
<内圧:200kpa>
(後)MICHELIN PILOT SPORT 4S 225/45R17
<内圧:200kpa>
・ベストタイム:1'05.796
・最高速度:未測定
イベントには4名のドライバーが講師として招かれ走行会をサポートしてくれました。
写真は左から、GRスペシャリスト神谷裕幸さん(midress社員)、ターザン山田選手、冨林勇佑選手、元嶋佑弥選手、ユウ選手。
和気藹々としたアットホームな雰囲気を基本としつつ、ドラテク志向のポリシーを織り込んでいるところが midress 走行会の特徴かもしれません。
走行会のハイライトは、講師陣による同乗レッスンです。レーシングスピードで走行するそのドライビングを助手席から説明つきで体験するというものです。同乗レッスンはすべての参加者に提供されます。
私は元嶋佑弥選手のレッスンを受けました。車両は用意された中から好みのものを選ぶことができるのでGR86にしました。装着タイヤはポテンザRE71RSです。
プロの走りを言語化できるような語彙と感性は持ち合わせていないため表面的な言葉になってしまうのですが、元嶋選手が披露してくれたドライビングの肝を語るとすれば、スピードレンジにかかわらず終始穏やかにマシンコントロールするという操作意識です。
鈴鹿サーキットでレース観戦したときの印象について「スパっと瞬時に向き変えしているように見えるのですけど・・・」と質問してみたところ、「急な挙動変化を出さないよう穏やかに操作することを意識していて、たとえばステアリングはかなり手前から少しずつ切り始めるようにしています」といった言葉が返ってきました。
ゆっくりではないです。ゆっくりではステアリングとブレーキングは間に合いません。ハイグリップラジアル装着のGR86の減速Gと横Gは非常に大きく、それに応じたハイスピードの中でのドラテク解説です。最大加速度に達する過程に唐突な部分が存在しない、という表現が妥当なのでしょうか。速さと穏やかさが同居しながらクルマがグイグイ進んでいるのです。ドライバーから直接話が聞ける貴重な体験でした。
さて。
スパ西浦モーターパークのホームストレートは416mあり、私のクルマでは140km/h以上の速度が出ます。
スポーツ走行するにあたっての基本操作の一つは、しっかりブレーキが踏めていることです。ところが、これまでの走りを振り返ってみると、しっかり踏めているかどうかについて明確な裏付けのないまま今日に至っていることにハタと気が付きました。
よい機会なので、今回はコーナー手前の減速操作が精度高くできるようになることを課題に周回を重ねることにしました。
走りながら簡便に確認する方法としてエマージェンシーストップシグナル(Emergency Stop Signal)とOBDⅡからのブレーキ液圧データを活用しました。
左下の項目がブレーキ液圧
ESSを作動させるのに必要なブレーキ液圧の閾値は私のクルマでは9Mpa程度です。いろいろと試してみて分かったことは、ブレーキの踏み方によってESSの作動に違いがあることです。蹴飛ばすように一気に踏みつけるのは、どうやらよろしくないようです。早い操作の中にもググゥと一瞬のグラデーションを設けるように踏力を上げていくのが減速Gを最大化するのに具合がよかったです。
余談です。OBDⅡデータはエンジン回転数のピーク値として9238rpmを示しています。これは鈴鹿のストレートエンドで5速から4速へダウンシフトするところを誤って2速に入れてしまったときの記録です。咄嗟にクラッチを踏んだことでエンジン破損に至らずに済んだのは幸いでしたが、落ち着いた状態で操作できていなかったことは反省材料です。操作ミスの戒めとして残していましたがそろそろリセットしても良さそうです。余談終わり。
走行は午前にフリーが1枠、昼休憩をはさみ午後にフリーが1枠と最後にタイムアタックがあり計3回です。
弁当は参加費用に入っています。午前の走行が終わると各自受け取りにいきます。
昼ご飯の弁当
弁当の蓋を開けてパッと撮ったのが上の写真です。撮影前に割り箸で肉団子を動かし入れ物の中央に持ってくると構図として安定するのに、うっかりしていました。肉団子に視線が引っ張られてしまいます。
スケジュールどおりにイベントは終了します。
タイムアタックではトヨタ86勢の中で第3位でした。
またワコーズ賞のペール缶椅子を頂戴いたしました。
盾とペール缶椅子
楽しいイベントを企画運営してくださいました関係各位の皆様、ありがとうございます。






