「ヒロシマ」2025年08月06日 22:15

ReHacQ(リハック)の YouTubeチャンネルに、ジャーナリストの須賀川拓さんが撮影されたパレスチナのガザ地区、およびイスラエルの「スーパーノヴァ」音楽フェスティバル会場跡の映像がアップロードされています。番組には国際政治学者の高橋和夫さんが招かれ、要所での解説を交えつつ複雑な中東情勢の理解を手助けしてくれています。
【ReHacQSP】まるで“月面” 街が完全に破壊されたガザ北部...すべての建物にハマスがいたのか?【須賀川拓vs高橋和夫】 - YouTube


今日は8月6日、「ヒロシマ」を考える日です。
ヒロシマ(カタカナ書き)を強く意識するようになったのは高橋先生の放送大学の講義でした。もっとも、私は視聴だけのモグリでしたが。
2021年度 総合科目「世界の中の日本外交」第11回目の講義は『核兵器との共存』がテーマです。
この回は、被爆者の声を聞きながら講義が終わるという印象的な構成でした。被爆者としての体験を語ったのは近藤紘子さんです。
インタビューでは近藤紘子さんの著書『ヒロシマ、60年の記憶』について触れられていて、さっそく取り寄せて読んでみることにしました。


書影

カバーの“そで”

幼いときの痛々しい経験を淡々と語っているだけに、よけい重く感じました。
読後しばらくして、石牟礼道子さんの苦海浄土を思い出させる何ともやり切れない物悲しい感覚が湧いてきました。どうしてこんなことになってしまうのでしょう。
「ヒロシマ」はプロテスタント教会を軸とした話の展開でした。「水俣」は苦海、浄土が書名となっています。たまたまなのか、ともに宗教の“場”なのですね。

近藤紘子さんの言葉はウェブサイトでも読むことができます。
近藤紘子 – ヒロシマ、顔

アーティスト吉川晃司さんは積極的に発信している一人です。彼が被爆2世だということは存じ上げませんでした。
「こういう場面では黙るのか、と自分に聞いた」吉川晃司さん一問一答 | 中国新聞ヒロシマ平和メディアセンター


時間と距離は風化を促します。
情動や感情をベースに心の深いところに刻み込むことができるかもしれません。
あるいはファクトとしてクールな態度で抑制的に記憶させることができるかもしれません。
備忘録として。
Hiroshima – Short Film - YouTube
広島:破壊された世界の貴重な写真 - YouTube
Bombing of Nagasaki | Mr. Tornado | American Experience | PBS - YouTube
Manhattan Project Trinity Test - Stock Footage - YouTube
The Atomic Bombings of Hiroshima And Nagasaki - Part 2 - YouTube
希望か?悪夢か?原子力と人類の倫理 〜開かれたパンドラの箱〜【58-10 COTEN RADIO 科学技術の歴史編10】 - YouTube

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