桜の定点観察 ― 4月5日2016年04月05日 21:45

桜の定点観察六日目。
葉は大きくなっているものの、花が咲く気配はありません。


左奥の花は綺麗に咲いています。
下の写真がそのアップです。



枝の先端部はこんな具合です。

観察している樹は大島桜です。瑞々しい葉と白っぽい花を同時に楽しめるのが特徴です。大島桜は日本固有種で染井吉野の祖先の一つとされています。
花には馴染みが少ない人でも葉に触れる機会はあるはずです。桜餅を包んでいる桜の葉の塩漬けの多くはこの大島桜の葉が使われているからです。
和菓子屋の老松は京都にあります。
京都の和菓子 老松
当主の太田達(おおたとおる)さんはNHKきょうの料理で桜餅の作り方を披露していました。
桜餅レシピ 講師は太田 達さん
桜餅の葉は食べるのかどうかという話しになって、食べないほうが良いとなったわけですけど、葉を一緒に食べると餅の滑らかな食感が損なわれてしまうからというのがその理由です。
餅を葉っぱで包む菓子を辿っていくと椿餅に当たります。
紫式部と椿餅 | とらやの和菓子|株式会社 虎屋
さすがに椿の葉は口にすることはないとして、餅を葉で包むこと自体には宗教的意味合いがあったと考えられそうです。

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