ペダル位置がしっくりこない ― トヨタ 862018年10月06日 22:50

シートに座ったとき体に触れるステアリングやレバー、ペダル類が使いやすい位置にあることは、ドライビングを心地良いものにするのに欠かせない要素です。確実で正確な操作を短時間にする必要があるスポーツ走行では、より一層ドライビングに集中できる環境が求められます。筋骨格系の動きに違和感を感じるような操作は極力排除したいものです。

86に乗り始めて2ヶ月が経ちました。その間一貫してヒール&トゥのやり難さが気になっています。ブレーキとアクセルペダルの位置関係がどうにも体に馴染まず運転のリズムが合わないのです。
ペダル間隔についてはとくに不都合を感じない一方で、ブレーキペダルとアクセルペダルの高さについては、その段差がヒール&トゥの操作感を損なっております。ジムカーナ競技に出ている86オーナーに聞いたところ、ペダルはそのままで慣れと工夫で解決している人と、自分好みに手を加えて乗っている人の両方でした。

86 Racing 純正ペダルレイアウト

そこで、
アクセルペダルカバー『TOM'S アクセルペダル ZN6』を購入します。
メーカーウェブサイトの説明です。
=== ここから ===
かかとの内側部分を拡張し、ヒール&トゥのし易い形状とポジションを実現。美しい鏡面加工が、インテリアのドレスアップにも貢献する。
=== ここまで ===

TOM'S アクセルペダル ZN6

ペダルカバーを側面から見る

  商品名:TOM'S アクセルペダル ZN6
  品番:78101-TZN60
  価格:¥4,000(消費税抜き)
  備考:ステンレス製 鏡面仕上げ
  製造販売:株式会社 トムス
  本店所在地:東京都世田谷区等々力6丁目13番10号




仮止めしてみたところ
横幅は画像のとおり広くなります。ストロークは付属ゴムシート厚み分だけ手前に上がります。


ところで、
スポーツ走行を意識した場合、ペダルにはどのような機能が要求されるのでしょう。ホンダのウェブサイトにシビックR(EK9)の開発コンセプトが掲載されています。
ホンダプレスインフォメーション:シビックR(EK9)

=== ここから ===
ヒール&トゥの操作感向上をめざしたペダルレイアウト
ブレーキペダルの剛性感を高める一方で、踏み込んだ場合のアクセルとの段差を低減。さらに、アクセルペダル側へ寄せることで、通常走行時からサーキット走行時まで、ヒール&トゥのアクセル操作を容易にしました。
=== ここまで ===

 ・ヒール&トゥ操作感向上
 ・ブレーキペダル剛性感補強
 ・ペダル段差の軽減
EK9の狙いはこれらにあることが分かります。たしかにEK9はそのように仕上げられていると思います。


ちなみにバイクは手軽にポジション調整ができます。

HONDA CBR954RR の右側ハンドル
ブレーキレバーの引きしろは6段階に設定可能で、ハンドルバーへの取り付けネジを緩めると角度を調整することができます。
スロットルの遊びはケーブル取り付け部ナットを緩めて変更できます。クラッチレバー、リヤブレーキペダルは同様に好みの位置に合わせられます。

スポーツバイクを基準に捉えると、スポーツカーには、アクセルペダルを高さ調整式にしたりステアリングテレスコピックには十分な前後幅を設けといった機能をデフォルトとして備えていてほしいと思ってしまいます。
とはいえ、価格を考えると86は十分以上に優れたクルマです。自分なりに手を加えていけば良いのです。

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