斎藤幸平さん登場のPodcastのURL2021年02月20日 21:25

経済思想家の斎藤幸平さんをメディアでよく拝見するようになってきました。
中央公論新社が主催する「新書大賞」で「新書大賞2021」を受賞し、NHK教育『100分 de 名著』では本年1月のテーマ「資本論」の解説を務め、昨日の中日新聞夕刊「あの人に迫る」のコーナーにも登場するといった具合にその名前に触れる機会はだんだんと増えています。

手前は『100分 de 名著』テキスト、後ろは中日新聞「あの人に迫る」


斎藤さんといえばマルクス「資本論」の研究者として広く活躍されてますが、私がその業績を知ったのはここ最近になってからです。
昨年夏に出版された『人新世の「資本論」』は、経済をテーマに記されたどちらかといえば地味な内容にもかかわらず、現在の世相を鋭く分析し、説得力ある思考をベースとしながら希望を持ちうる社会の構築を目指すといった壮大な仕上がりになっています。150年前の「資本論」を手掛かりにそうした論理を展開していく様はとてもスリリングであり、読者を引きつける魅力になっているはずです。

人新世の「資本論」 (集英社新書) | 斎藤 幸平 |本 | 通販 | Amazon
新書大賞|中央公論.jp
名著105「資本論」
斎藤幸平 経済思想家:中日新聞Web


しかし、斎藤幸平さんの経済思想である“脱成長コミュニズム”は私にとって分かりやすいものではありませんでした。その理解の手助けになってくれたのがPodcastです。様々な方たちが様々なアプローチで斎藤さんの思想を読み取ってくれたからです。
PodcastのURLを記します。

『SIGHT RADIO 渋谷陽一といとうせいこうの話せばわかる!政治も社会も』
<No.52 環境危機、経済危機の時代に、ワクチンも特効薬もない。>(2020年9月17日)

『SIGHT RADIO 渋谷陽一といとうせいこうの話せばわかる!政治も社会も』
<No.53 人類が直面する危機を乗り越えるには「脱成長コミュニズム」しかない。>(2020年9月20日)

『TAKRAM RADIO』
<Vol.52 ゆるやかな革命のビジョン〜気候変動対策に劇薬が必要な理由>(2020年11月13日)

『TAKRAM RADIO』
<Vol.53 気候変動とコンテクストデザイン〜「わかりにくさ」とZ世代をつなぐ>(2020年11月20日)

『UP CLOSE from JAM THE WORLD』
<青木 理(ゲスト:経済思想家 大阪市立大学大学院准教授 斎藤幸平)>(2020年12月16日)

『J-WAVE INNOVATION WORLD ERA』
<資本主義の矛盾と課題とは? 後藤正文×経済思想家・斎藤幸平が語る>(2021年1月10日)


そして、・・・、これらPodcastを聞いたところで下のイモトアヤコのインタビューを読むと、う〜んと頷いてしまうのです。
100カ国行ったイモトアヤコだから分かる「世界の変化」とは:朝日新聞GLOBE+

記事は2017年12月のものですから新型コロナのパンデミックが起こる2年前です。
イモト、けっこういいこと言うじゃん\(^O^)/ 

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