広田尚敬×ハービー・山口 Special Talk ー 『Cameraholics Vol.12』巻頭企画 ― 2025年01月26日 15:10
表紙の文字に手招きされるように雑誌を買ってしまいました。
『Cameraholics Vol.12』です。
書影:Cameraholics Vol.12
「巻頭企画 Special Talk 広田尚敬×ハービー・山口」の文字を見て、「オッ!」と声が出た方はどのくらいいらっしゃるでしょう。
“鉄道写真好き”かつ“ロック好き”かつ“坂本龍一好き”なら、ほぼ100パーセントのヒット率になる、かもしれません。
鉄道は幼いころから好きでした。
ただ、近所を走っているのは私鉄のローカル線で、それもほとんどが2両編成の吊り掛け式電車でしたから、子どもの目にはつまらない地味なものに見えました。小学館の電車図鑑に載っている16両編成の新幹線「ひかり号」や食堂車付き長大編成の国鉄特急には、だから余計にあこがれたものです。先頭車両のJNRの文字も、意味は分からなかったけど、カッコよく感じていました。
そんな電車好きの小学生が中学生になると、友だちを誘って鉄道写真を撮りに行くようになります。当時は情報がとても少なく、鉄道写真好きが参考にするといえば、広田尚敬さん一択という具合です。
上越線の特急電車(1982年当時)
数少ない参考書として広田尚敬さんの解説本は隈なく読みました。その広田さんは今もお元気で、現役写真家として精力的に活躍されていらっしゃいます。本当に嬉しいことです。
広田尚敬 集大成の鉄道写真・電子フォトブック「HIROTA SELECTION!」 – 部活
鉄道写真の神様・広田尚敬 貴重な話満載の4時間超え!ロングインタビュー HIROTA SELECTION!(インタビュアー・江上英樹) - YouTube
対談のもうひと方であられるハービー・山口さんといえば、ロバート・フリップ(キング・クリムゾン)の笑っている写真や、優しい顔でレンズを見つめるジョー・ストラマー(ザ・クラッシュ)の写真が有名です。どこかで目にしているのではないでしょうか。
また、2020年の12月、人見記念講堂で撮影された坂本龍一の左手のラストショットは記憶に新しいことかと思います。
写真の作風やテーマはどこから来るのか【ハービー・山口氏】 - YouTube
表紙の文字といえば、「マウントとるより写真とれ!」には笑ってしまいました。
流石うまいなぁ、とるの。