買うのが好き(包丁) ― 2016年05月30日 23:40
万能包丁が1本あればたいていの食材を切ることができます。鯵を三枚に下ろしたりマグロの柵を引くなどの作業は十分守備範囲です。
ところがシロギスの天ぷらをやろうとしたり、キウイフルーツの皮を剥こうとする辺りから万能包丁ではちょっと扱いにくさを感じてきます。NHKきょうの料理を見ているとプロは食材に合わせて包丁を持ち替えているのが分かります。包丁を持ち替えるプロの姿はカッコいいです。
料理番組でさまざまな包丁が登場するなかで、ペティナイフ(=プチナイフ)は便利そうに見えました。玉ねぎのみじん切りをスマートにやっているのを見て欲しくなってきます。
調理器具店へ足を運び買ってきました。ペティナイフです。

ミソノ刃物株式会社製ペティナイフ
ミソノ刃物株式会社
モリブデン鋼の150mm
鋼かステンレスかは包丁を買う際いつも迷うところです。店の方と話を進めるうちに私の使い方ではステンレスが良いとなりました。鋼は切ったあとの放置が長いと錆が出てしまうので、使う都度汚れを取り除くなど手入に気を使わないといけません。柑橘系の食材を切ったときはとくに注意する必要があるそうです。
現在7本の包丁を持っています。小出刃包丁と柳刃包丁は鋼のものを使っています。
小出刃包丁
大きい出刃はステンレス製を使っています。ステンレスは錆びにくく扱いが楽なのですけど、鋼にくらべ材質が硬いためか研ぐのに手間がかかります。気が向いたときにしか料理はしないので、大した問題ではないのですが・・・。
ところで。
店の方と話しをしていて面白かったのは、日本の包丁は海外でとても人気が高いということです。
2005年の愛知万博が開催されたときには、いろんな国の人が店へやってきて日本製包丁を手に取ったそうで、ときには名の通ったシェフが通訳を伴って買いにきそうです。
普通に不都合なく切れるといった印象しかないけど、丁寧に仕上げられた日本の包丁は世界で評価されていることを知りました。誉れです。