走行後のデフオイル交換はルーチン ― ATSカーボンLSD2016年07月22日 22:30

デフオイル交換をしました。

私のM3BにはATSのカーボンLSD Spec4を装着しています。
ATS&ACROSS Carbon LSD spec2~5

このLSDはハード走行後のオイル交換をルーチンにしています。
以前デフオイル交換を怠ったまま、クーリングを意識せずサーキットの周回を重ねるということがありました。日が傾きそろそろ終わりにしようと思っ矢先、バキっという何かが壊れる音と怪しい衝撃が車両後部から伝わってきました。LSDのカーボン素材が砕けました。

下のURLにATS LSD の取扱説明書があります。
ATS LSD (メタルLSD/カーボンLSD) 取扱説明書

2ページに【LSDオイルに関する注意事項】の項目があります。
 「メタルLSD、カーボンLSDのオイル交換要領」
 「カーボンLSDの耐熱性」
140℃を越える熱とカーボン素材の剥離との関連については十分に意識しておくべきでした。

馬掛けしたM3Bを横から撮影

デフキャリアごと取り外したところ

修理には費用と時間がかかりました。LSD本体に加えデフキャリアが破損しており、大掛かりな作業を要することになったからです。
デフキャリアはメーカー廃盤になっており中古部品を探すしかなく、M3B用はこれがなかなか見つかりません。

カーボンLSDはメタルLSDに比較するとその扱いに多少気を使います。適切なタイミングでオイル交換を行い、高負荷走行をする際は発熱を意識し長時間の過熱状態にさらさないようにするといったことは基本的な注意となります。高い授業料でした。


スキー場の駐車場(この冬は雪が少なかった)

M3Bにはロック率25%のLSDが標準で装着されています。普段使いでは不満を抱くことなく快適に走ってくれるものの、雪道となると25%のロック率が走りを阻むことがあります。

スキーにはこのクルマで行っています。スキー場に近づくと数キロ手前くらいから勾配がきつくなることがあります。休日となるとそうした勾配区間で渋滞がはじまりゴーストップを強いられることがしばしばあります。圧雪路なら発進できるのが、アイスバーンや深雪ぎみになると片輪が滑りやすく、一旦滑ってしまうととたんに発進が難しくなり困ってしまいます。

社外LSDを装着したきっかけはサーキット走行を楽しむためというよりむしろ雪道の走破性を高めるためでした。積雪の坂をバックすることもあります。ですから2Wayを選びました。
安定感を求めると四駆に軍配が上がるけど、横滑り防止装置のないFR車で走る雪道は機械操作をしている感覚が大きく、適度な緊張感と素朴な楽しさがあるものです。これはバイクライディングに近い感覚でしょうか。

馬を掛けた写真を上に載せました。
あの状態でドアを開けそしていつものように閉めようとするとドアが跳ね返ってきます。ボディーが歪んだためです。
ショップの方の説明ではそんなものだそうです。

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