ザ・空気ver.2 誰も書いてはならぬ2018年07月23日 00:15

松尾貴史さんが出演される演劇が長久手市で上演されるというので行ってきました。

作品名:二兎社公演42『ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ』
作・演出:永井愛
出演:安田成美、眞島秀和、馬渕英里何、柳下大、松尾貴史
会場:長久手市文化の家
日時:平成30年7月22日(日)


『長久手市文化の家』の入り口看板

『長久手市文化の家』

7月22日(日)午後1時過ぎ、快晴の長久手市は激しい猛暑。
日差しが強くサングラスなしで外に出ていると目が痛くなってきます。
館内は空調が効いていたって快適。


チケットは完売。会場は満員

ちょっと変わった演劇でした。
舞台は、背景に国会議事堂を眺める国会記者会館の屋上です。
ストレートに政権批判を展開するというものではなく、望んでいない状況であることは承知しつつも真綿で首を締められるがごとく政権に取り込まれていく政治部記者たちの葛藤を描いた作品です。
有形無形の忖度を重ねるなかで政権を補完するまでの存在になってしまった日本の大手メディアのことを、ことさら攻撃しているわけではありません。どちらかというと同情的です。
むしろ現政権が構想している企てが近い将来自分たちの日常生活に対し様々な形で関係してくるというのに、それらに強い関心を寄せず呑気に暮らしている国民の態度をシニカルに浮かび上がらせた作品と感じました。

安田成美さんの演技は鬼気迫るものがあります。風の谷のナウシカで止まっていた私のイメージが一発でリセットされました。素晴らしい!


次の駒ヶ根市文化会館へ向け舞台装置を搬出


松尾貴史さんのツイートを見ると藤が丘駅近くにある南インド料理店でランチをとったようです。

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