模試に使われる内田樹さんの文章 ― ご本人が驚く長さ2021年09月01日 23:40

岩田健太郎医師がWeb日本医事新報にデルタ株の感染経路に関する記事を書いています。
一部引用します。
=== ここから ===
デルタ株が「空気感染する」という確たるデータは僕が調べた限りでは見つからない。デルタ株の特徴をまとめた米国疾病予防管理センター(CDC)のサイトにもそんなことは書いていない(https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/variants/delta-variant.html)。もちろん、デルタ株に限らず、発生したエアロゾルが閉所で漂って感染を起こす事例は数多あるが、それと「空気感染」は別物だし、空気感染がメジャーな感染経路、という主張とは全く異なる。
=== ここまで ===
【識者の眼】「デルタ株は空気感染するのか」岩田健太郎

今現在の知見では、感染経路についてはデルタ株は従来のコロナウイルスと同様の伝播と考えられそうです。

飛沫感染と空気感染の違いについて患者さんから質問されることがあります。そんなときは岩田医師の『感染症外来の事件簿』の説明を参考に解説しています。ほとんど受け売りの説明になっているのですが、イメージしやすいのか誤解されることなく聞き手に伝わってくれます。

『感染症外来の事件簿』5ページ

『感染症外来の事件簿』6ページ
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きょうから9月です。
昨日まではそこそこ空いていた電車には通学の生徒たちが戻ってきました。何人かは教科書やノートをひろげ黙々と勉強をしています。新学期早々試験がありそうな感じです。

試験といえば、内田樹さんはご自身のツイッターでこんなつぶやきをしています。
=== ここから ===
『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』を模試に使いたいという許諾申請が来ました。もちろんオッケーなんですけど、添付された問題を見てびっくり。僕の書いた「まえがき」全文(長いんですよ!)が問題なんです。作問者はこれを中高生に読んで欲しかったんでしょうね。ありがとうございます。🙇
どんなことを書いたのかお読みになりたいでしょうから、ブログに上げておきました。どぞ。
=== ここまで ===

おそらく出題者は、設問に答えさせることより内田氏の文章を読ませることに力点が置いているようです。静かではありますが抵抗のはじまりといいましょうか、種蒔きなのかもしれません。

それは置いといて、設問をみてみたいです。
・・・、誤答したりして。 \(^O^)/ 

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