リヤタイヤ交換 ― MICHELIN PILOT ROAD4 ― 2016年06月19日 13:00
梅雨になりました。これからの1ヶ月くらいはウェット路面での走行が増えそうです。

レスポ チェーンスプレー RS-NO.62
雨がつづくとチェーンが汚れます。状況をみて汚れ落としとチェーンオイル塗布を行います。
最近はもっぱらレスポ RS-NO.62 を使っています。これは吹き付ける時はサラっとしており、チェーンに定着するとしっかりした油膜を維持するといった印象です。
HONDA CBR954RRのリヤタイヤを MICHELIN PILOT ROAD4 に換えました。ブリジストン BATTLAX T30 SPORT TOURING からの刷新です。
フロントタイヤは同じく PILOT ROAD4 を装着しています。過去のブログに感想文が残っていました。
MICHELIN PILOT ROAD4
MICHELIN PILOT ROAD4(リヤタイヤ)
このタイヤの特徴と開発の狙いはどんなところにあるのでしょうか。
メーカーの宣伝文句はこうです。
=== ここから ===
NEW TIRE MICHELIN PILOT ROAD4
どんな天気でも、走りは快晴
上質でしなやかな乗り心地と、心地よい安心感を。
ウェット性能・グリップ性能・耐摩耗性能を高次元で調和、そして快適に。
ソロ、タンデム、ロング、日帰り、etc...ツーリングにはその道中、色々な楽しみが待っています。
しかし突然の雨や気温の変化など予期せぬ天候下でも走らなければならない状況になることも・・・
そのような中でもライダーのストレスと疲れを緩和すべく、
MICHELIN PILOT ROAD4は、さまざまな路面・走行状況でグリップ性能や接地感の変化をより少なくし、より長く遠くまでライダーが気持ち良くツーリングを楽しめる、そんなタイヤを目指して作りました。
=== ここまで ===
無駄のない表現です。
そう思います。
たとえば雨。
雨が降ればマンホールの蓋や白線で滑りやすいのは変わりありません。晴れのようにはいきません。しかし足下をすくわれていきなり転倒するのではないかという不安に身体が硬直するような感覚は少なく、唐突でない滑り出しは安心感につながります。夜間走行ではとくに感じます。この特性は歓迎です。
晴れの山道。
速度変化は少なく穏やかにじわーとリーンさせることがあれば、そこそこの進入速度からブレーキリリースとともにスっとリーンさせるなど、ワインディングでは様々な状況に遭遇します。そうした乗り手の操作に終始破綻なく応えてくれます。グリップ感はコーナーリングを楽しむに調度よい具合です。難しいことを考えずライディングを楽しめます。
荒れた路面で今までならゴツゴツと不快に伝わってきた挙動がそれをしなやかに吸収しているような乗り心地です。この感触は、以前スクーデリアオクムラでサスペンションの整備をしてもらったとき感じたものに似ています。
スクーデリアオクムラ
バンク状態でギャップを越えた時の路面追従性は満足のいくものです。まるで摺動抵抗が減りダンパーがよく動くようになった感覚です。より長いストロークを使って衝撃をいなしていると表現できましょうか。もしかしたらタイヤがたわみやすくて実質的なストロークが伸びているかもしれません。
接地感の高さはリバウンド特性の吟味にあると考えます。
タイヤ開発の進歩は大したものです。
20年前のタイヤを思い返してみるとしみじみ思います。


