レギュレーター故障? ― バイク ― 2016年06月30日 07:00
バイクが不意にエンジン停止してしまいました。交差点で信号停止すると同時にエンジンが止まり、そこから自走不能になるというものです。
すかさずスタータースイッチを押したところ、非力にクランキングするのみで点火する気配がありません。時間を置きつつ再始動を試みたもののバッテリーを消耗するだけでした。
渋滞路の走行中で水温は100℃を超え冷却ファンはひっきりなしに回っている状況です。熱が原因なのでしょうか。レギュレーターを手で触れてみると火傷をしない程度に熱くなっています。
一ヶ月くらい前から何となく兆しはありました。
停止と同時のエンストはたまに発生していました。ただすぐに再始動できるので経過観察していました。
夜間走行中、ヘッドライトが急に明るくなりまたすぐ普通の明るさに戻るという現象がつづいています。はじめは錯覚と思っていましたが繰り返し確認できたため異常と判断できます。
もしかしたらトラブルに発展するかもしれないと意識しつつ乗っていると、ヘッドライトバルブが切れてしまいます。
CBR954RRのヘッドライトバルブはH7タイプ12V55W
新品バルブに交換。
症状は繰り返します。
バルブは照度変動の原因ではありませんでした。
とりあえずはバッテリー充電を試みます。
1日放置後のバッテリー電圧は11V
停止後1日放置したときのバッテリー電圧は11Vです。
セルスター工業株式会社のバッテリー充電器DRC-1000を繋いでみると「要充電」と表示されます。
DRC-1000セルスター工業株式会社
バッテリー充電器 セルスター DRC-1000
過放電なら「要点検」、壊れているなら「バッテリー異常」が表示されます。バッテリー本体は単に放電傾向にあるだけのようです。
充電することにします。
充電完了後1日放置のバッテリー電圧は12V
満充電状態でバッテリー電圧を測定すると12Vを示します。
エンジンは一発始動しました。
3000rpm時のバッテリー電圧は14V
エンジン回転数を上げながら電圧を確認したところ、とくに充電電圧の異常は見られず適正に制御されているようです。
始動不能といった明らかなトラブルが再現しないため原因の特定はできていませんが、“変な振る舞い”があることは間違いありません。
ショップの方の提案により、予防的交換整備を行うこととしました。
費用はかかるものの、たとえば北海道ツーリングなど出先で止ったことを考えると妥当な判断です。旅行は中断するしバイクを移送することになったら相当の金額になります。お土産を買うどころではありません。
以前乗っていたGSX-R1100では所謂レギュレーターのパンクを経験しています。それがあったから今回の予防的交換は抵抗なく受け入れられる提案でした。
代車でCB650Fを借りてます。
新開発の直列4気筒エンジンを搭載した「CBR650F」「CB650F」を新発売
プレスインフォメーション(FACT BOOK)CBR650F / CB650F 2014.04
低回転域のトルク特性は秀逸で気軽に乗れる雰囲気があります。
また、回すとけっこうなスピードが出ます。