米国の医療保険制度2017年01月24日 21:50

トランプが米国大統領に就任しました。
ため息が出るようなスピーチにより始まったトランプ政権。これからの4年間で米国は大きな転換を遂げるような気がします。世界に向かって国際秩序を提案できるほどの超大国だったものが、ふつうの大国へシフトしていく歴史的瞬間を見ているのかもしれません。
トランプは様々な改革を訴えています。オバマ大統領が作り上げた医療保険制度(=オバマケア)を撤廃することはその一つです。
ネットメディアが記事にしています。
CNN.co.jp : トランプ氏、オバマケアで大統領令に署名 撤廃への姿勢鮮明
オバマケア、共和党員の25%が撤回反対=ロイター/イプソス調査 | ロイター
トランプ新米大統領、「米国内の殺戮」を終わらせると - BBCニュース

米国の医療制度に関心を持るようになったのは10年以上前、岩田健太郎医師や李啓充医師の本がきっかけでした。というか、岩田医師や李医師の本を読んで米国の医療制度に興味を持つようになりました。

悪魔の味方―米国医療の現場から 岩田 健太郎
アメリカ医療の光と影―医療過誤防止からマネジドケアまで 李 啓充

岩田健太郎 - 悪魔の味方

李啓充 - アメリカ医療の光と影

米国の医療環境がとりわけベストとは思えない一方で、国民皆保険制度を基盤としたフリーアクセスが担保されている日本の医療はけっこうよくできた制度と考えます。医療保険を手薄にする先に米国の繁栄を見つけるのは難しいかぎりです。


ところで。
李啓充先生の文章がネットで閲覧できます。下記URLをどうぞ。

還暦「レジデント」研修記
【第1回】人生の第4コーナーにさしかかって
【第2回】24年のブランクを埋めるために
【第3回】24年のブランクを経て

李啓充ブログ さらば福島 震災復興支援の思いを砕いたのは・・・
(1)守られなかった約束
(2)大原流医療「倫理」
(3)「危ない」研修医指導

CTBNL (Column To Be Named Later)

コメント

トラックバック