ビフォ→アフター ― 床補修(土間) ― 2016年05月05日 23:50
新城藤村邸の改修はつづいています。
大工を職とする人が床の補修をするというので見学しました。
藤村邸は数十年前に建てられたお屋敷です。当時の生活習慣を反映した家屋設計は今の時代にはない興味深い作りになっており、建築に疎い私ですら飽きることはありません。各所使いにくくなった部分を改装しながら現在に至っていることが分かります。
「通り土間」を廃止して床を設置したのはその一つです。
通り土間を遮るように作った床
写真向かって左側はお勝手、右側が客間で、その間を通り土間がかよっています。LDKが一般的な現代の感覚からすると動線が悪く理解しにくい設計ですけど、当時は合理的な間取りだったのでしょう。
お勝手と客間を履き替えなしで行き来するようにしたこの床は立て付けが悪く重い人が乗ると割れてしまいそうです。
床材を交換するのが今回の作業内容です。
高圧エアコンプレッサ
職人の道具を間近に見ることはそうそうありません。
高圧エアコンプレッサを用いて釘打ちをします。コンプレッサには常圧と高圧があり今はもっぱら高圧の道具で作業するそうです。小気味よいバシュン、バシュンという音はいかにもプロっぽいです。
床材を剥がしたところ(お勝手から客間を見る)
細い方の材木は「根太」、その下が「大引き」。
ともに再利用可能です。
根太にコンパネを釘打ち
針葉樹構造用合板(JAS規格品)で下地を整えます。
切断には丸ノコを使います。歩いてみてギコギコとかギューギューといった音がするときは補正用の道具で微調整しながら寸法を詰めていきます。
床補修完了
ナラ(オーク)無垢材のフローリングです。
本職の道具や工法を見るのはとても面白いものです。高圧エアツールの活用は作業時間と大きな関連があることが分かりました。
音がないと寂しいです。BGMはこれでしょうか。
松谷卓 : ビフォー・アフター
仕事のあとの食事は大きな楽しみです。
飲食店のウェブ情報。URLのみ記します。
新城市観光協会 − お食事処
今回は「野菜の台所 食舞館」で昼ご飯をとりました。
食舞館【公式ページ】愛知県新城市
野菜かき揚げそば(ご飯とセットで500円)
八名丸コロッケ(80円)
特産品紹介【八名丸さといも】
今年も八名丸里芋の出荷が始まりました。
担々麺とミニエビチリ丼セット(880円)
ミニエビチリ丼セットの拡大写真
農協の食堂で手軽に四川料理が美味しく食べられるのは嬉しいです。
次回は麻婆豆腐と東栄チキンの唐揚げを頼んでみたいです。