スクーデリアオクムラ ― CBR954RRの整備完了 ― 2016年12月03日 22:50
MEダンピングチューニングを施したCBR954RRが戻ってきました。土曜の夕刻スクーデリアオクムラに預け、木曜の夕刻に受け取るというスピーディーな進行です。
フロントフォーク
リヤダンパー
引き渡しに先立ちメカニックの方から交換部品を前にして作業内容の説明があります。
純正フロントスプリング
交換部品のいろいろ
ダンパーオイルは汚れが目立っていたこと、フロンロフォークインナーパイプは傷と錆があったため研磨加工にて修正したこと、ステムベアリングには摩耗・変形など支障は認められなかったため洗浄およびグリース入れ替えで継続使用することで問題ないことなどが説明されました。
『セッティングデータベース』(用紙)を受け取ります。私の車両のデータは次のとおりです。
【フロンロフォーク】SHOWA 43φmm
・突き出し量:2mm
・スプリングレート:0.90kgf/mm(純正は0.72〜0.96kgf/mm)
・スプリングイニシャル:9mm(最弱から6.0回転締め込み)
・伸び側減衰:最強から1.25回転戻し
・押し側減衰:最強から1.00回転戻し
・オイル:MEO-03(#7.5)
・オイルレベル:85mm
・インナーパイプ曲がり R側:0mm→再使用
・インナーパイプ曲がり L側:0mm→再使用
【リヤショック】SHOWA
・車高(ショック長):284mm
・スプリングレート:14.3kgf/mm
・スプリングイニシャル:5段目(14mm)
・スプリングセット長:151mm
・伸び側減衰:最強から3.5回転戻し
・押し側減衰:最強から3.5回転戻し
・ガス圧:11.0kgf/cm2(入庫時6.0kgf/cm2)
家に戻ります。
ショップを出て南に向かうと信号2つで名二環(めいにかん、名古屋第二環状自動車道)にぶつかります。400mていどの距離ですけど微妙に凹凸があり低速時のフィーリングチェックには具合よい路面です。
日ごろ気になっていたステアリングに伝わるゴツゴツとした振動が減っていることが判りました。ブレーキングする際の安定感は期待通り向上していることが確認できました。
名二環に入り東名高速の名古屋インター方面へ走らせます。飛ばすことはせず走行車線を流れに乗ってじっくりフィーリングチェックします。
フロントのスプリングレートが変わっていることに改めて気付きます。弱くブレーキを掛けたときの姿勢変化が少なくなりました。路面の継ぎ目を通過するときの振動は具合よく軽減しています。総じて上質で引き締まった足回りになったという印象です。
交換部品を改めて見てみます。
リヤダンパーの純正メインバルブピストン
取り外したリヤダンパーの純正シム
純正ピストンは戻ってきます。今回はオリフィス径を大きくしたバルブピストンを製作し、減衰特性に合わせてシムを組むことになります。
狙った特性はスポーツ性の向上と快適性の両立です。
フロンロフォーク・インナー・スライドメタル
フロンロフォーク・アウター・スライドメタル
スライドメタルのテフロン加工面(黒い部分)は摩耗していないように見えますが、手に取って確認すると消耗していることが判りました。
ワインディングロードを走ってきました。
カーブ手前に減速喚起のペイントが施されている場所があったりしますけど、あそこを通過するときはモロに振動が伝わり不快極まりないものです。それが見事に軽減していました。「ガタガタガタ」だったものが「コツコツコツ」になった感じです。
乗り心地はとても良好です。
ワインディングを走るといってもそんなには飛ばしません。スピードよりリズムというのでしょうか、減速・リーン・加速の一連の動作をテンポ良く刻んでいくことを楽んでいます。
MEダンピングチューニングは充分応えてくれました。フロントをシングルレートにしたことが肝になっているのでしょうか、動きが分かりやすくライディングに専念できます。
スポーツ性は相当なものです。
今回バイクを預けるにあたり名鉄上小田井駅まで奥村代表にご案内いただきました。車中でも話は尽きず、乗り方やセッティングのこと、高品質なダンパーの特徴といった話題から、新聞紙は毛羽立ちが少ないからパーツを拭くのにけっこう使える事だとか、ためになることを楽しく教えていただきました。
メンテナンスを通し改めてサスペンションの重要性が理解できました。
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